そもそもAルールは初期が有効
そもそも誰が見ても下降トレンドの場合は、みんなが売ります。
売りが多く、買いが少ない場合、やがて下がらなくなる状況が起こります。
だから、Aルールが有効なのは、下の日本郵船を例にとれば、2024年2月21日に株価が下からAにタッチして下がり始めたタイミングだと思います。
2月初めに下がり始めてから2か月経過した4月初めの時点では、もうそろそろ底をついて上昇する可能性があるため、空売りは危険だといえます。
実際に、4月初めの3日間、私がショートしたとたんに上昇し始めています。
ショートするなら、初期の2月21日以降、ロングをするなら、Aから少し上に出た4月19日以降の初期のタイミングになります。
これも、後になってから分かることですが、Aを基準にして、Aより下に下がってくるタイミング、Aから上に上がってくるタイミングに注目してください。それまでの長い2か月間、3か月間の継続したトレンドがあることが前提です。
実際に5月19日現在の日本郵船の日足チャートは、下のようになにます。
Aルールは初期のころが有効です。2か月もトレンドが続いていたら、Aルールに基づいた投資を控え、逆に、トレンドが転換して、Aの反対側に出てくるのを、じっと待つことが重要です。
天井や底を当てることは難しいけど、Aを基準にして、ポジションの方向を考えていけば、簡単になるね。
トレンドの初めのころは、本当にそうなるかどうか、わからない不安とリスクがあるけど、そのタイミングで入ると、リターンがそれなりにあるんだね。