こんな悩みをいただきました。
「人と比較して自分の給料が低いのが、たまらなく悲しい」
その人はこうも言っていました。
「気がついたら、自分の評価が低いことを、四六時中悔やんでいる」
1人になっていても、その人の頭の中には、自分以外の優秀な人たちがいて、自分の居場所がないような生活になっているようでした。
自分のための貴重な時間も、自分以外の人のことを考えてしまうことで、癒されることなく、苦しんでいる人は、結構多いのではないでしょうか。
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自分のための時間をとってください
その人に言ったのは、次のことです。
自分のことを考える時間をとりませんか。
その人に、そう言いました。
自分の処遇や自分の財産や自分の職位は、自分の行動の結果であり、人の処遇や人の財産や人の職位は、人の行動の結果です。
自分の行動の結果を受け入れることができずに、人の処遇を羨ましがることは、自分の時間を人に捧げていることになります。
エネルギーを自分へ使わず、人に使って、人に注いで、疲れ果てて、自分の人生を自分以外の人に使っているようなものです。
その人は何に価値を置いているのでしょうか。
地位や処遇や財産ではなく、自由さ、快適さ、ゆとり、のんびり余暇を過ごすことに、価値を感じていたのではないでしょうか。
その行動の結果、地位や処遇の良さは、手にすることができませんでした。
仕事で頑張ろうとするよりも、仕事はほとほどにして、定時に帰り、休日出勤などは一切せず、給与はほどほどにあればいいと考えていませんでしたか。
それは一つの価値観です。
認められる価値観であり、否定されるものではありません。
ましてや私は、
人生の目的は、財産を作ることや地位を得ることではなく、人と触れ合い、支え合い、愛し合うことであると考えています。
それを目指して生きていたのに、財産や地位が欲しいというのは、目的がぶれまくっています。
感情を出しましょう
悔しい感情があるなら、一人でいる特に、悔しいという感情を出しましょう。頭で冷静に考えるのではなく、悔しいと感じましょう。
お酒を飲んでまぎらわしても、解決にはいたりません。
後悔は、感情を伴う、思考であり「あのときこうすれば良かった」という過去の出来事に対するものです。
誰もが知っているように、過去は変えることができません。
後悔はせず未来をよりよく
過去に向けてエネルギーを注いでも、過去は自分に応えてくれません。
あのときこうすれば良かったと悔やんでも、過去は変わりません。
今度同じ事が起こったら、今度はこうしよう。
未来に向かう方向にエネルギーを注ぎましょう。
悔しい。
悲しい。
感情を素直に出して、その自分を認めてあげましょう。
エネルギーを自分に向けて、自分の感情と向き合い、ありのままを受け入れてあげましょう。
過去のあの時の自分の行為が許せないと考えるのはやめ、エネルギーを人に向けるのもやめましょう。
素直な自分の感情と向き合っているうちに、やがて感謝と愛情に心が満たされるようになりますように。