これまでの経験から、株式投資の最適な方法を考えてみました。
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逆張りか、トレンドフォローか
天井や底を当てる投資(逆張り)は、理論的な根拠がないので、破産の投資と言われています。
逆張りとは、「安いから買う、高いからショート(空売り)する」と私は理解しています。
(あ) 下がりつつあるときに買い増すのがいいのか(ナンピン/逆張り)
(い) 直近安値から上がりつつあるときに、買い増すのがいいのか(トレンドフォロー)
結論
これまでの経験上、(あ)で含み損失が拡大して損切りさせられ、精神的負担が大きかったです。
「安いから買う」→「もっと安くなって、含み損が出ているのに買い増す」→「もっと安くなって、投資額(ポジションサイズ)が大きいため、含み損も2~5倍に拡大する」→損切りする(悪い循環)
(例)ドバイ原油ベア(2039)、バリューコマース、エーザイ、三菱UFJでの失敗
(い)を基本とした投資手法は、
上記に集約されます。
Aルールとは
Aは、25日平均移動線のことです。
私が勝手に「A」と略して名付けたもので、「C」でも「B」でもなんでもいいのですが、とりあえず、「A」としています。
Aルールとは、
①Aが右上向きで、株価がAよりも上にある場合は、株を買い続ける。
②Aが右下向きで、株価がAよりも下にある場合は、株をショート(空売り)し続ける。
というものです。
Aルールの詳細な記事は、下を参照ください。
ボックス理論とは
ボックス理論とは、価格が上限(高値)と下限(安値)の間(ボックスA)を上下しているときは、下限で買い、さらに上限を上抜いたら(ボックスB)、買い増すという方法です。そして、価格がボックスBからボックスAに下がったら、損切りするというルールです。
上の日足チャートで説明します。5月から7月中旬までは、下限1900円上限1940円のボックスAを上下しています。ボックス理論では、下限の1900円付近で買います。そして、7月下旬に、ボックスAの上限1940円を上に抜けたため、買い増します。ここでボックスBが下限1940円と上限1970円で形成され、ボックスAからボックスBへ移行します。そして8月中旬にボックスBの下限1940円を下抜けたため、損切りします。
ダウ理論とは
ダウ理論とは、簡単に言えば、直近の高値H1とその前の高値H2、直近の安値L1、その前の安値L2について、H2H1とL2L1の両方が切り上がっていれば、上昇トレンドと考えて、買い続ける。反対に、両方とも切り下がっていれば、下降トレンドと考えて、ショートし続けるという理論です。
RSIを使う手法とは
RSI(14)の指標を見て、上限からの下がり、下限からの上がりを、それぞれショート、ロング(買い)で対応する手法です。
心がける事項
上のA理論、ボックス理論、ダウ理論、RSIの4つ以外の指標やデータは、必要なく、見ないことにしています。
どの企業に投資するのか
底値買いをしてしまったら
Aルール、ボックス理論、ダウ理論がメインの手法ですが、それを無視して、逆張りの底値買いをしてしまった場合の対処法です。
Aが下向きで、株価がAの下にある場合、底だと思って買ってしまって、さらに下がった場合、買い玉(ロング玉)が100株あれば、空売り玉(ショート玉)を、買値の2%下に200株逆指値で予約しておきます。さらに下がれば、ショート玉を追加します。こうすれば、ロング玉が相殺されるだけでなく、ショート玉が利益を生みます。トレンドは、想像以上に続くと考えたほうがよいです。
底値買いでの失敗例
2022年の8月中旬に、私が底値だと思ってバリューコマース(2491)を買い、下がっても買い増して、失敗して損切りした時の例を、ご参考として書いておきます。青い矢印のところが、私が買いポジションを持った始まりです。2022年8月の上旬、中旬、下旬にちょっと上がったので、上昇するという思い込みをもってしまいました。A(25日移動平均線:赤い線)は、下向きで、価格はAの下にあるため、Aルールでは、ショートするべきところです。バリューコマースという企業は、ショートをするべきだという趣旨ではありません。失敗例として挙げているだけであり、企業名に特別な意味はありませんので、ご承知おきください。ナンピン(下がったら買い増す)を続け、1か月後の2022年9月中旬に、損切りをしました。あのまま、保有していたら、どうなっていたか、想像しただけで震えます。