2023年の9月28日の夜、FXのトレードをしました。損失額は、約5千円でした。
その具体的な、トレードを書いていきます。
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ルールを無視したトレード
私が自分のために作った、簡単なトレードのルールを、自分で破ってしまいました。自業自得といえばそれまでです。
投資のルールは簡単で、Aルールといいます。
Aルールとは何かについては、後ほど説明します。
FXのドル・円チャートというものには、一日の上下を一本の棒(ろうそく足と呼びます)であらわしたものを横に並べて表示する「日足チャート」というものがあります。
この日足チャートには、移動平均線といわれるグラフを表示することができます。
上のチャートが日足チャートです。また、25日移動平均線は黄色の線で表示されています。
このチャートは、私が口座を開いているDMM FX ドットコムで利用することができます。
利用しているのは、下の一番左にある「DMM FX PLUS」という取引ツールです。
今回失敗したトレードは、上のDMM FX の取引ではなく、楽天証券の楽天FXの自分の口座での取引でした。
DMMではなく、楽天で取引した理由は、書きませんが、大まかにいうと資金移動の都合によるものでした。
Aルールとは
Aは、25日移動平均線のことです。
私が勝手に「A」と略して名付けたもので、「C」でも「B」でもなんでもいいのですが、とりあえず、「A」としています。
上の図は、安川電機の2023年9月15日現在の日足チャートです(「株探」のサイトより複写)。図の赤い曲線が、A(25日移動平均線)です。
Aルールとは、
①Aが右上向きで、株価がAよりも上にある場合は、株を買い続ける。
②Aが右下向きで、株価がAよりも下にある場合は、株をショート(空売り)し続ける。
というものです。
上の安川電機の場合は、A(赤線)が上向きで、株価がAの上にある6月は、株を買い続けるということだね。
トレードの具体的内容
9月28日の夜、ドルの動きをチャートで確認しました。
下は、翌朝9月29日の日足チャートです。Aは緑の線で表示されています。
前日28日においても、Aルールで判断すると、Aが右上向きであり、ドルの価格は、Aの上にあるため、ドルを買い続けるという判断になります。
ちなみに上は、楽天FXのiSpeedFXというアプリのチャートです。
28日の夜、15分足を確認したところ、下の画像のように黄色いA(25日移動平均線ではなく、25本移動平均線です)をはさんで、激しく上下していました。
紛らわしくて申し訳ありませんが、上は、楽天ではなく、DMM FXのPCサイトの15分足となっています。
この時自分は、ドルは、下がるのではないか、と考えてしまいました。だからドルを売ろう(ショート)と思いました。
日足のAルールでは、ドルは、買うことが、ルールに従うことになります。
そして、15分足という、日足より細かい動きを見るチャートで、Aはほぼ横向きであるため、トレードはしないというルールであるにもかかわらず、ショートをしてしまいました。
しかも、1万ドルショートをして、さらに上がった際に、もう1万ドルを追加でショートするという、ナンピンをしてしまいました。
このように、日足では、買いポジションを持つルールであるにもかかわらず、ショートをする投資を、逆張りといいます。
逆張りがいいのか、順張りがいいのかについて、考えた記事は、下のボタンを参照ください。
何度も、損切りを繰り返し、翌朝、確認してみたところ、約5千円の損失となってしまっていました。
30万円を入金し、純資産残高が294,695円に減っていました。
失敗の原因は何か
失敗した原因を分析してみました。
ルールを破ったというのが、失敗の直接の原因ですが、なぜルールを破ったのかを、よくよく考えてみると、「人の意見や記事を真に受けない」という、もう一つの失敗防止のルールを破ったからだと気づきました。
今週、1ドル149円台になり、150円の壁を超えていきそうな勢いだと、ニュースにもなっていましたが、何かのネットニュースで、150円から下に下がる、というような印象を受ける記事を読んだのです。
特に断定するような記事ではなく、下がるかもしれないという、やんわりとした書き方でした。
そこで、無意識のうちに、下に下がるのではないか、という思い込み(洗脳、バイアス)が働き始めたのです。
人の意見や記事に惑わされないように気をつけよう。
一度思い込んでしまうと、意地になって、同じ方向に、ポジションを持とうとする傾向があります。それが、間違った方向であってもです。
間違った方向にポジションを持てば持つほど、投資資金は、あっという間に減ります。または、じわじわと減ります。
減る速度は、ポジションの大きさに比例します。
大きな金額(ポジション)を投資している場合は、あっという間に減ります。
小さな金額(ポジション)を投資している場合は、じわじわと減ります。
いずれにしても、資金を増やす目的の投資であるはずが、資金を減らす結果となり、無駄な行為となります。
さらに悪いことに、そもそも15分足チャートを見ながら、せわしなく、次から次へとトレードをする行為が間違っています。
一度ロスカット(損切り)したら、トレードをやめ、冷静になってトレードを記録し、原因を特定して、次の日以降につなげることが、資金を増やす正しい方法です。
負けを取り戻そうとして、感覚的トレードをしない。
それは、ギャンブルと同じ行為であり、投資ではありません。
まとめ
自分の失敗を、こうして書くのは、大変つらい作業です。
これも、一つは自分のため、そして、私と同じ過ちを皆さんが回避できるようにという思いから、書きました。
今回のまとめは次のようになります。