投資

初心者 株式投資のコツ

短期売買編

ピヨ

余剰資金で株式投資をしたいけど、やり方がわからない。

株式投資をしてみたが、損失を出してしまった。リベンジしたい。

そのような悩みなどをかかえている皆様に私の株式投資の方法をご紹介します。

この記事を読んでわかること

基本的な株式売買ルールがわかります。

損失額を抑え、利益を伸ばす方法がわかります。

株式市場全体の相場感を読む方法がわかります。

内容

私が行っている方法を紹介します。

具体的には、

①Aルール

②ボックス理論

③ダウ理論

の3つを組み合わせて、短期の売買を行う方法です。

しろちゃん

初めに私の投資の重要事項について、紹介します。

私の投資の重要事項

生活資金ではなく、余剰資金で必ず投資を行い、また、一度にすべての資金を投入しません。

これは、私が必ず守っている事項です。

また、投資は、自己責任で行っています。人の意見や記事に惑わされず、最後は自分で判断して行っています。

私が失敗した経験では、生活費を投資にかける、ルールを無視して、一か八かの勝負に出る、感情的になる、投資で儲けて調子に乗り、ルールを無視した結果、負けてむきになり、すべて失う、人の意見を真に受ける、など同じパターンでの失敗でした。



投資である以上、損失のリスクは必ずあります。

損失が出た時(損切りしたとき)、冷静な心理状態を維持できるかどうか、これは、メンタルの問題です。

私の経験では、投資には、ルールを理解し、それを守り、冷静な状態を保つという、最後には技法以前のメンタルな要素が影響してきます。

しろちゃん

どうしても損失がでると、感情的になってしまうよね。そんなときは、投資から離れて、のんびり別の趣味をして過ごしましょう。

Aルールとは

Aは、25日平均移動線のことです。

私が勝手に「A」と略して名付けたもので、「C」でも「B」でもなんでもいいのですが、とりあえず、「A」としています。

上の図は、安川電機の2023年9月15日現在の日足チャートです(「株探」のサイトより複写)。図の赤い曲線が、A(25日移動平均線)です。

Aルールとは、

①Aが右上向きで、株価がAよりも上にある場合は、株を買い続ける。

②Aが右下向きで、株価がAよりも下にある場合は、株をショート(空売り)し続ける。

というものです。

しろちゃん

上の安川電機の場合は、A(赤線)が上向きで、株価がAの上にある6月は、株を買い続けるということだね。

もう一つ例をとって説明します。
下は、京セラ(6971)の2023年9月20日現在の日足チャートです。
緑の線がAです。
Aが上向きで株価がAの上にある9月14日に、Aルールに基づいて7490円で100株買いました。

9月20日に売って、実現損益が3万970円となりました。
(本当は、毎日買い続けるのがルールですが、単価が高すぎて、買い増しをしませんでした)

損切りを素早く

すべての投資をプラスで終わらせることは、不可能です。
Aルールに基づいて投資をしても、違った動きになり、含み損になることがあります。

そういう場合は、ダメージが少ないうちに、損切りをするようにしています。

目安は、取得金額の2%の含み損が出たら、損切りします。

20万円の投資に対して、2%の4千円の含み損になったら、損切りするようにルール化します。

トカゲのしっぽ切りのたとえ話をすると、しっぽの先程度の損失ならば、また生えてくるので、再起できます。

4千円の損失なら、感情的にならず、次の投資で取り戻すことが可能になります。

しかし、投資金額の3割、もっと悪く5割の含み損になったら、なかなか、簡単には元本まで回復することは時間もかかり、株価が元に戻る保証もなく、5割減で損切りしたとした場合、10万円に減った資金を元の2倍の資金に戻すのは、至難の業となります。

損切りを怠ると、資金は凍結され、資金を増やすどころか、元に戻すまでに苦労します。副業になりません。資金の無駄遣いとなります。

さらに、もっと悪い行為が、次のナンピンという手法です。

ナンピン(底値買い)

ナンピンとは、底値だと思って買い、さらに下がったので、さらに買い増す方法です。

とくにAが下向きで、株価がAの下にある場合に、上のように買い増す行為をナンピンと呼んでいます。

これは、2%の損切りのルールを無視しているだけでなく、Aが下向きで株価がAの下にある場合はショートし続けるというルールを無視して、買い増してロングポジションを増やすという、お勧めできない手法です。

もし、底を打って上昇せず、下降し続ければ、倍々で損失が増えていきます。

私は、何度か、このナンピンによって、大きな失敗をしました。泣く泣く損切りをしました。

企業の不祥事などがあったり、理由もなく大きく下がった企業の株を、「安くなったから、これ以上は下がらないだろう」という根拠のない予想から、買ってしまい、さらに下がったので、むきになって追加で買い挑む自分が、客観的にみて、冷静ではないことを、判断して止めることができなくなる怖さがあります。

有名な投資家が、「自分が穴を掘っていることに気が付いたら、とにかくスコップを投げ捨て、その穴から出ることだ」と言ってた記憶があります。

悪い例を最後にご紹介します。

2023年9月15日現在、私は安川電機を100株保有していました。

このときの日足チャートは、Aが横向きで株価はAの上にありました。Aが上向きではないのに、買いポジションを持ってしまったことは、反省する必要があるのです。

さらに悪いことに、いつもなら、利益確定の代わりに両建てを考え、現在値5853円の上の5880円に、信用売り100株を指値し、条件付き逆指値で、もし5820円以下なら、成り行きで100株を空売りするよう、あらかじめ寄り付き前に予約するべきところ、その出口戦略をせずに、現在値の下の5820円に買い増しの予約をしてナンピンの準備をしました。

その結果どうなったでしょうか。

次の営業日に、5602円まで下落しました。私は、2%のところで損切りするどころか、または損切りと同じ効果を持つ空売りをするどころか、下がっている途中で買い増しをしてしまいました。

おそらく上がるに違いない、という根拠のない欲から、Aルールと損切りルールに従いませんでした。

失敗をすることは、よくありますが、失敗した時に、きちんと正しく対応できれば損失はおさえられます。

失敗した時に、欲や損失を出したくないという恐怖から、誤った対応をすることが、損失を拡大させます。

ルールを守ることの大切さを身に染みてわかるようになるまで、日々努力と精進をしています。

思ったより、ギャップダウンして寄り付いたため、損失が拡大しました。

ここでしばらく投資をやめて、休めばよかったのですが、負けを取り返そうという、感情的なこだわりが生まれ、同日夜に、日経平均先物ミニで、ルールを無視して、買いまくり、2万円の負けを重ねました。

下のチャートは、その日経平均先物ミニの15分足です。

A(25本移動平均線)は、下の青い線です。

Aルールでは、15分足のAが下向きで、価格がAの下にあれば、ショートをし続けるというものですが、

なぜか、底値を形成して上昇するだろうというバイアス(思い込み)があり、

1枚買って、3千円のマイナスで損切り、さらに1枚買って、4千円で損切り、という具合に、

ルールと反対のことをして、損失を重ねました。

もし、ルール通りに、ショートをし続けていれば、大きな利益を得ることができたのですが。

これが底値買い、またはナンピンの怖さです。

私は、これから必ずルールを守ります。

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